女性と人権について、広い視点から講座や映画上映などを行っています。
仙台市だけではなく、日本や世界の状況などにも目を向けて取り組んでいます。
日時:2018年11月18日(日)1回目13:00~ 2回目15:30~
会場:エル・パーク仙台ギャラリーホール
映画の舞台は、1912年のイギリス。
当時、女性たちには、投票権も親権も認められておらず、女性による参政権運動が激しく展開されていました。
実話を基にした本作は、階級の垣根なく結束し、権利を求めて立ち上がった女性たちの姿を描いた作品。
女性たちの勇気ある行動によってもたらされた花束は、長い歴史を経て、今を生きる私たちのすべてに受け継がれたかけがえのない贈り物です。
日時:2018年9月11日(火)18:30~20:30
会場:仙台市市民活動サポートセンターセミナーホール
講師:大橋由香子さん(フリーライター・編集者)
「不良な子孫の出生を防止する」と定めた旧優生保護法(1948年~1996年の下、障害や遺伝性疾患を理由に不妊手術を受けさせられた方たちがいます。
その被害者である宮城県の女性による人権救済の申し立てを機に、今、謝罪・補償を求める声が高まっています。
障害への偏見、差別が今なお、存在している中、「女性と人権」の視点から、なぜ、手術が強制されたのか、その実態と歴史的背景について学び、誰もが自分らしく生きることのできる社会とはどうあったらいいのか。ともに考えました。
日時:2017 年 11 月 19 日(日)13:30~15:00
会場:エル・パーク仙台ギャラリーホール
講師:落合恵子さん
落合さんには 12 年前のエル・パークフォーラムで講演をお願いしている。
落合さんは「人権が当たり前に大事にされる社会、もう少しみんなが深呼吸できる社会に、と思いながら活動してきた。活動の基本は人権・平和であり、人と人の違いは、人を隔てるものでなく、そこから学び合っていける社会でありたい。
そんな思いが、果たして 12 年経って良くなったのか?」と問いかける。
2011 年 3 月、震災以降、落合さんは「HUG&READ」というプロジェクトを立ち上げ、被災地の子どもたちに本を送る支援を続けてきた。福島に通い、住民と触れ合いながら、原発反対の活動にも身を置く。
そして、「震災を経験して、私たちはもう少し地に足をつけた生き方を探してきたはずだ。安全で、安心で、誠実な生き方と社会。しかし、自分たちは何をしてきたのか 自らへの問いかけとこれから何ができるかを考えなければならない」と言う。
また、日本の政治の「今」にも言及し、「どうしてこの国は、あれだけ安全に安心にと言いながら、国民一人ひとり市民一人ひとりの生活を守ろうとしないのか。どうして多くの人はそれに対して怒りを感じないのか」と危機感を語った。
そして、「違いがあるから一緒にやれないというのはこれまでの日本の運動の形。これからは、柔
らかく結びついてうねりを起こしていこう」と呼びかける。
最後に、岩手県の一部で応援歌になっている落合さん作の「天より高く」が会場に流れ、「歩いて
いきましょう。何があっても歩き続けることを忘れないでいきましょう」というメッセージで締め
くくった。
日時:2016年5月7日(土)14:30~16:00
会場:エル・パーク仙台 セミナー室
講師:菅田賢治さん(全国母子生活支援施設協議会 副会長)
国が発表している子どもの貧困率は年々悪化し、今、6人に1人が、国の基準の貧困ライン(一人世帯122万未満)以下で暮らしています。
子どもの貧困の背景にあるのが、女性の貧困で、日本のひとり親世帯の8割以上が母子家庭で、全体の半数以上が貧困ライン以下の状態にあるといわれています。そうした家庭で育った子どもは、成人しても貧困状態に陥ることが多く、さらなる連鎖を生む悪循環が起きています。
そこで、この現実の背景にある課題を探り、次世代へ貧困の連鎖を生まない社会のあり方を考えました。