多様な視点で取組む防災

地域で防災・減災に取り組む女性を支える中で、活動をすすめるための環境整備の必要性がありました。

女性の視点は多様な視点であることを感じ、すそ野を広げていくための取り組みとして多様な視点で取り組む防災にも力を入れています。

シンポジウムや多様な視点での避難所ワークショップ、中学生の防災宣言、マイタイムラインなど、広い視点から防災について学び、取り組んでいます。

これまでの取組み

仙台防災未来フォーラム2024

シンポジウム「震災」を伝え続ける それぞれの取り組みを通して

日時:2024年3月9日(土)11:05~12:35

会場: 仙台国際センター展示棟 会議室3-B

登壇者:特定非営利活動法人せんだいファミリーサポート・ネットワーク 伊藤 仟佐子さん

    認定特定非営利活動法人アフタースクールぱるけ 谷津 尚美さん

    性と人権ネットワークESTO 内田 有美さん

    特定非営利活動法人イコールネット仙台 宗片 恵美子

今や、災害は全国で様々に発生しています。

私たちには東日本大震災の経験から得た教訓をしっかりと伝えていく責任があります。

紙芝居・防災冊子・聞き取り集などのツールを活用して防災・減災の重要性を伝え続けてきた各団体の取り組みをお聞きし、その成果・課題について会場を交えて話し合いました。

仙台防災未来フォーラム2023 第3回多様な視点で取り組む防災力UP講座

発信!中学生がつくる防災宣言ー明日に備えて

日時:2023年3月4日(土)12:15~14:15

会場: 仙台国際センター展示棟 会議室4-A

参加中学校:仙台市立岩切中学校・名取市立みどり台中学校・亘理町立亘理中学校・富谷市立成田中学校

共催:「多様な視点で取り組む防災力UP講座」プロジェクトチーム

宮城県内の中学生が、地域を超えて、ともに「わたしたちの防災宣言」をつくり上げました。

一人ひとりが明日への行動につないでいくために、中学生がそれぞれ意見を出し合い、防災宣言にまとめました。

第2回「多様な視点で取り組む防災力UP講座」

一人ひとりの命を支える避難所をつくる

日時:2022年12月11日(日)13:30~16:00

場所:エル・パーク仙台ギャラリーホール

共催:「多様な視点で取り組む防災力UP講座」プロジェクトチーム

わたしたちのまちには、いろいろな人たちが住んでいます。

女性も男性も子どもたちも、そして、高齢者、障害のある人、外国人、赤ちゃん・・・だれもが大切な一人ひとりです。災害が起きた時、みんなが安心して過ごせる避難所をグループに分かれて一緒にデザインし、共有しました。

第2回「多様な視点で取り組む防災力UP講座」

シンポジウム 多様な視点で取り組む防災力UP講座

日時:2022年10月1日(土)13:30~16:00

会場:エル・ソーラ仙台 大研修室

パネリスト:谷津尚美さん(認定特定非営利活動法人アフタースクールぱるけ代表理事)       

      肖陽さん(せんだい外国人防災リーダー)

      内田有美さん(性と人権ネットワークESTO(エスト)理事)

コーディネーター:齋藤勇介さん(NPO法人子育て応援団ゆうわ理事長)

共催:「多様な視点で取り組む防災力UP講座」プロジェクトチーム

     笹川圭子さん(仙台市荒町市民センター館長)

     小野寺彰さん(北仙台地区連合町内会会長)

     菅瑛子さん(宮城野区岩切若宮地区在住)

     庄子泰行さん(宮城野区岩切若宮地区在住)

     有松宏真さん(東北福祉大学4年)

     繁野みど里さん(太白区西多賀北町内会会長)

     齋藤勇介さん(NPO法人子育て応援団ゆうわ理事長)

災害が被災者に与える影響は様々に異なります。災害時には、性差、年齢、障がいの有無、文化の違いなど、多様性に配慮しながら、適切な適切な支援に取り組むことが求められます。同時に一人ひとりが防災の主体として力を発揮できる環境整備もより一層必要です。そこで、当事者の方、支援者の方々の取り組みを通して「知る」「支え合う」方策を考えました。

防災力UPセミナー マイ・タイムライン普及講座

日時:2021年8月7日(土)13:30~15:30

会場:エル・ソーラ仙台 大研修室

講師:折腹久直さん(仙台市防災・減災アドバイザー)

マイ・タイムラインとは、風水害の発生に備えて一人ひとりの生活環境や地域の特性に合わせ、あらかじめ作成する自分自身の避難計画のことです。

自身の行動について、「いつ」「何を準備して」「どのタイミングで」「どこに誰と避難するのか」など、あらかじめ時系列で整理するもので、いざという時に、あわてず安全に避難行動をとる助けになります。

台風シーズンを控え、改正された災害情報も確認し合いながら、参加者がそれぞれにマイ・タイムラインを作成しました。

防災力UPセミナー マイ・タイムライン普及講座

日時:2021年4月18日(日)13:30~15:30

会場:エル・パーク仙台 セミナーホール

講師:折腹久直さん(仙台市防災・減災アドバイザー)

※2月7日の講座が参加希望多数だったため、4月18日にも同様の講座を実施しました。

マイ・タイムラインとは、風水害の発生に備えて一人ひとりの生活環境や地域の特性に合わせ、あらかじめ作成する自分自身の避難計画のことです。

自身の行動について、「いつ」「何を準備して」「どのタイミングで」「どこに誰と避難するのか」など、あらかじめ時系列で整理するもので、いざという時に、あわてず安全に避難行動をとる助けになります。

参加者がそれぞれにマイ・タイムラインを作成しました。

防災力UPセミナー マイ・タイムライン普及講座

日時:2021年2月7日(日)13:30~15:30

会場:エル・パーク仙台 創作アトリエ

講師:折腹久直さん(仙台市防災・減災アドバイザー)

マイ・タイムラインとは、風水害の発生に備えて一人ひとりの生活環境や地域の特性に合わせ、あらかじめ作成する自分自身の避難計画のことです。

自身の行動について、「いつ」「何を準備して」「どのタイミングで」「どこに誰と避難するのか」など、あらかじめ時系列で整理するもので、いざという時に、あわてず安全に避難行動をとる助けになります。

参加者がそれぞれにマイ・タイムラインを作成しました。

伝えるカフェNO3

日時:2018年6月4日(月)13:30~15:30

会場:エル・パーク仙台 創作アトリエ

 

<ゲスト 林寿子さん>

震災時、自宅が全壊したために、全盲のお父さんと歩行困難のお母さんは避難所に避難し、トイ

レへの誘導等、まわりの方々に支えてもらいましたが、迷惑をかけるのでと 4 日目には近くのアパ

ートに移りました。林さん自身は自宅の補修等に追われ、ご両親に付き添うこともできず、様々な

ご苦労をされました。

「仕事と家の再建の3年間は休みなく働き、当時の記憶はほとんどない。親を仮住まいで死なせた

くないとの思いで必死だった」といいます。

 

<中島はつ子さん>

 中島さんは、農家の主婦として宮城野区の岡田地区で暮らしていました。新築して 2 年半で、津波

によって被災し、自宅も農作業場もすべて失い、3ヶ月間、避難所で過ごしました。避難所では、歌を歌っても涙が出る、何をしても涙が出る。悲しいわけではないのに涙が出たそうです。仮設住宅に移ってからは、87 歳のお母さんの介護をしましたが、仮設住宅は、介護しやすいようになっていないので、大変だったといいます。

今は、息子さん家族と一緒に新築した自宅で暮らしています。

今でも「津波さえなかったら・・」が口癖になっているといいます。

 

東日本大震災から7年、歳月は人々の記憶を薄れさせるといいますが、「3.11」を経験した私たちの記憶は薄れることも消えることもありません。

私たちは、あの日から様々な思いを抱えて過ごしてきました。

一人ひとりの「3.11」を振り返りながら、ゲストを囲んで、一緒に語り合いました。

講演 「福島からの広域避難者と接して」

日時:2018 年5月13日(日)14:00~15:30

会場:エル・パーク仙台 セミナー室

参加者数:29 名

講師:浅野富美枝さん(元宮城学院女子大学教授/イコールネット仙台理事)

 

昨年春に埼玉県に移ってから、私は「もう一つの 3.11」に直面した。

それは、東日本大震災とそれに伴って発生した福島第一原発事故による複合災害、その被災者であり、広域避難者となった女性たちと広域避難者への支援を続けている埼玉の女性たちとの出会いであった。

伝えるカフェ NO2

日時:2017 年11月17日(金)13:30~15:30

会場:エル・パーク仙台 創作アトリエ

<ゲスト 庄子千枝子さん>

仙台市若林区荒浜で被災、約 5 年にわたるみなし仮設住宅の生活を経て、自宅再建し、地

域住民を対象に、定期的にサロンを開催しています。

 

東日本大震災から6年、歳月は人々の記憶を薄れさせるといいますが、「3.11」を経験した私たちの記憶は薄れることも消えることもありません。

私たちは、あの日から様々な思いを抱えて過ごしてきました。

一人ひとりの「3.11」を振り返りながら、ゲストを囲んで、一緒に語り合いました。

伝えるカフェ NO1

日時:2017 年10月28日(土)13:30~15:30

会場:エル・パーク仙台 創作アトリエ

<ゲスト 安倍 彩菜さん>

石巻で大学 4 年の時に震災を体験。祖母、妹、弟とともに避難所へ。共働きの両親とも会えず、退学し、弟や妹を育てていかなければと考えた。現在は、石巻市役所の嘱託職員として町の復興に尽力しています。

 

東日本大震災から6年、歳月は人々の記憶を薄れさせるといいますが、「3.11」を経験した私たちの記憶は薄れることも消えることもありません。

私たちは、あの日から様々な思いを抱えて過ごしてきました。

一人ひとりの「3.11」を振り返りながら、ゲストを囲んで、一緒に語り合いました。

市民のための防災力UP講座<青葉区編>

会場:エル・パーク仙台(141ビル・仙台三越定禅寺通り館)5階

 

(1)2017年10月1日(日)13:30~16:00

   ①なぜ、防災・減災に「女性の視点」が必要か!

    宗片恵美子(特定非営利活動法人イコールネット仙台 代表理事)

   ②青葉区の防災 ここがポインと!

    仙台市危機管理室

(2)2017年10月15日(日)10:30~13:30

   災害に備えて~サバ飯づくりワークショップ~

   女性防災ネット青葉

(3)2017年10月29日(日)13:3016:00

   「災害時、こんな時の対応は・・」避難所づくりワークショップ

   特定非営利活動法人イコールネット仙台

   女性防災ネット青葉

 

震災発生から6年が経過しました。復興をより一層すすめ、今後の災害に備えていくためには、ますます地域の防災力向上に力を入れていく必要があります。

そこで、青葉区にお住まいの住民の方々対象に、地域の防災力UPをめざした講座を開催しました。

一人ひとりの防災力が災害から地域を守ります。

シンポジウム 多様な視点で「防災・減災」に取り組むために

~支援のカタチを考える~

日時:2017 年 9 月 17 日(日)13:30~16:00

会場:エル・パーク仙台 セミナーホール

 

 <パネリスト>

 阿部 一彦さん <障害者の立場から>(社会福祉法人 仙台市障害者福祉協会会長)

 内田 有美さん <性的マイノリティ支援の立場から>(性と人権ネットワーク ESTO スタッフ)

 鉢呂 智子さん <外国人支援の立場から>(仙台白百合学園高等学校 SGH 運営委員会委員長)

 

震災から 6 年が経過し、震災の風化が危惧される中、改めて私たちの経験とそこから学んだ教訓

を伝えていく必要があります。

特に、障害者・外国人・高齢者など、多様な人々の被災時の経験は、その支援のあり方も含め、被災地の共通のテーマとして、今後につないでいく必要があります。

そこで、多様な視点で災害時の支援活動に取り組む方々とともに「支援のカタチ」を考えました。